日本舞踊・尾上流 尾上雍之 official site

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みんなの思い

やっかいな弟子

◆ きっかけ

私の30代後半は人生設計に悩む日々でした。共働き家庭を作るつもりが子どもはできず夫の持病は悪化。絵を習ってみましたが満たされず、やりきれない様々な思いを受け止めてくれる世界を探していたように思います。そんなとき絵を習っていたカルチャーにあったのが日舞の講座。日舞のことは全く知らなかったけれど踊り系はもともと興味があり、40歳を前にして筋力低下も気になっていました。
何より介護で悩む私の様子を心配して下さった職場の先輩の「今からの10年と50歳になってからの10年は全然違うよ。すぐにやればいい!」という励ましの言葉で習うことにしました。

◆ 現在は

続けられるのか恐る恐る始めましたが、先生の柔らかく隙のない踊りの美しさと日舞の文学的な世界の豊かさに惹かれました。美しいものと同時に悲しさ・寂しさ・嫉妬・切なさ...等の人間らしい素の感情も「それもあり」と品よく受け止めてくれる世界のように感じました。自分にとって踊りは日常生活で抱えているいろんな思い、ドロドロした本音も含めて受け止めてくれる受け皿であり大事な人生のパートナーになりました。新しい踊りのテープと歌詞をいただく日には大好きなおもちゃを買ってもらった日の子どもの様な気持で形があるなら布団の中でも
抱きしめて眠りたい思いです。出会った日から次の踊りのお稽古に入るときまで一緒に生活していくパートナーです。こういう日々を送ることができるのも「誰でもできる」「お金をかけない」という素人の踊りたい気持ちに寄り添って下さる先生の方針があってこそです。雍之先生には本当に感謝しています。(お稽古では先生を怒らせる、やっかいな弟子みたいですが)
いつ上級試験にたどりつけるかわからない自分なので目標は公言できない気持ちですが、あえて書くと...名取になって自分の勤め先の養護学校で日本舞踊部を作り、いろんな生徒を主役にして楽しませたいです。でも何より自分自身のために少しでもよい踊りができるようになりたいです。